2016.08.08 | 未分類

【立体的な言葉】標的の村、沖縄・高江を訪れた安倍昭恵首相夫人の言葉から学ぶSMART語

BAkymXYN

安倍昭恵夫人が沖縄高江の現場にゆく

安倍昭恵首相夫人が、沖縄県の東村高江を訪れた、というニュースが流れていましたね。その行動力は、凄いなあと素直に感嘆させられます。だって批判の的になることは目に見えていることですからね。どちらサイドからも文句言われるに決まっていることを「あえてする」というその勇気ある行動には、素直に拍手を送りたいです。

しかし、沖縄以外の土地の人にとって、沖縄の基地問題というのは、どこかひとごとです。

わたしも、どちらかと言えば心を痛めているほうですが、「どちらかと言えば」などと軽いことを書いてしまう程度のもので、肚からこの問題を理解しているかと言えば、「?」が頭に浮かんできてしまいます。我ながら。

現実もんだいとして、物理的なもんだいとして、これは、大なり小なり仕方のないことでもあります。なぜって、「だれか」が「ちきゅう」すべての問題をぜんぶ心配するわけにはいかないのですからね。沖縄の人が、東京のシングルマザーのもんだいを心配してくれているか?と言えば、決してそうではないわけですからね。(まあ、ここは、あまり掘り下げると、論点が変わってしまうのでこの辺にしておきますね)

どこかに圧がかかり、どこかに歪が出て、またどこかに圧がかかり、どこに歪が出る。地球の上では、こんなことが繰り返し行われてきています。本当に、いつの日は、花咲き乱れる平和な世がくれば良いのですが……。

安倍昭恵夫人のフワフワした言葉、抽象語法

さて、本エントリーを「ことばまほう学校」でとりあげようと思ったのは、この安倍昭恵夫人の言葉が気になったからでした。

対立、分離した世の中を愛と調和の世界にして いくための私なりの第一歩

これ、何だか意味深いですよね。「政治家の妻が、言ってはいけない」だなんて、野暮なことは言いませんが、ちょっと「フワフワしたこと」に感じられてしまいます。

そんなわけで言葉を分解してみます。

 

分解してみると、

「対立、分離した世の中」

「愛と調和の世界」

「私なりの第一歩」

となります。

 

まず、

A)「対立、分離した世の中」= 沖縄・高江の住民と日米の対立と分離 =現状

B)「私なりの第一歩」= 安倍昭恵夫人の行動 =変化を促すアクション

C)「愛と調和の世界」= 未来の目標 =ゴール

ということになります。

そう、ここで彼女の言葉は「フワフワ」と感じられるのには、理由が2つほどあります。

それは、
A)もB)もC)も、全て抽象的かつ測定化できないものだからです。一見すると、耳あたりの良い言葉なのですが、「むむむ、それは、つまり、どういうことだ」というと、結局、何も言っていないに等しいわけです。

まあ、彼女は難しい立場の人ではありますから、こういう言葉をあえて使ったということは、想像にかたくありません。ひとつ彼女の対応から学べるテクニックとしては、難しい立場にあるときは「できるだけ抽象的で測定できない言語=抽象語で話せ!」です。

でも、それは、ちょっと逃げの姿勢になるゲスなテクニックでもありますから、ここでは、反面教師的に、安倍昭恵夫人がシャープな言葉を発したと仮定してみましょう。「具体的で測定できる言語」で。すると、次のような言葉がかんがえられます。

日米政府と沖縄住民のこじれた関係、沖縄米軍基地問題に関して、仲直りさせ妥協点、協調点を見出すための私なりの第一回の行動になります。

どうでしょう? これだと、だいぶスッキリした発言になりますよね?
これが実際に言えるかどうかは別問題として、同じ方向性の話をしていても、抽象的に話すか、具体的に話すか、でこれだけ臨場感、立体感というものは、変わってきてしまうのです。

1つ目の発言だと、いくらだって言い逃れができます。2つ目の発言でも言い逃れはできるでしょうが、有言実行度合いが測れてしまうので、後の言動いかんでは、より叩かれやすくなってしまいます。でも、その分、何がしたいのかが、ハッキリと伝わってくる言葉です。

 SMART指標で言葉を検証して
言葉に臨場感と立体感を持たせて
目標達成率を高める

さて、ここからが本エントリーの本当の学びです。

「言葉で現実を創造する」ということを考えてみたときに、実は、「臨場感」ということは極めて大切な要素になってきます。臨場感があることで脳が、計算しやすくなるからです。脳というのは、感覚的でありつつも精緻な調整マシンです。「臨場感」に基づいて、情報を取捨選択しながら、状況を整えていく機能があります。

その意味から、優れた企業がよく採用するのが「SMART」という指標です。夢や目的、目標を達成するためには、SMARTは非常に使えるツールですので、ぜひ、皆さんも覚えて、いろいろな物事に活用してみると良いと思います。

  • Specific:具体的であること
  • Measurable:計測可能であること
  • Agreed upon:同意できていること(動機があること)
  • Realistic:現実的であること
  • Timely:明確な期日

つまり、ひとことで言うならば、「未来、目標を語るのであれば、具体的で、計測ができて、気持ちが乗せられることで、実際問題としてできうることで、締切まで決められること」ということになるでしょうか…。

前に触れた「ゴール」+「モチベーション」=「実現達成率アップ」という図式では、モチベーションの部分は、Agreed uponにあたるところだと思います。

現実創造の言葉、というテーマから離れたとしても、「人に話を伝えやすくする言葉」「臨場感と立体感のある話」をかんがえるときに、このSMART指標は間違いなく使えます。

「ラブレター」「プレゼン文書」「冠婚葬祭スピーチ」「小説」など、いろいろな場面に使えることは請け合いです。ぜひ、このツール、思い出してみてくださいね。

 『標的の村』、沖縄高江のドキュメンタリー

さて話を、安倍昭恵夫人と沖縄に戻してみましょう。彼女自身がどんな人物であるのか? それは直接話したことがないので、断じることはできません。

しかし、ひとつの時代の、ひとつの瞬間として見た場合、彼女の行動の裏に悪いモチベーションなどないのではないか? というのが、わたしの見解です。何よりも、ドキュメンタリー映像『標的の村』を観てから行ったというのですから、かなりの覚悟は持って登場だったはずです。

あの映像は、いつも対岸の火事として、他人事で済ませてきたもんだいを自分ごととして考えさせてくれるものです。45分ほどの短いドキュメンタリーなので、お時間あれば、ぜひ、皆さんも、観てみてくださいね。

いつの日か、花が咲く平和世が訪れますよう。

 

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