2016.08.06 | 未分類

【ネガティブ思考を治す言葉】「生々流転」を知り、「人生」を変える?

出展 / Pixabay

「ネガティブ思考」を続けた先には…

ネガティブ思考(ネガティブな言葉)というのは、人生のあらゆる場面で顔を出してくるものです。そして、ネガティブ思考(ネガティブな言葉)をただ放っておくと、世界はドンドンと暗い世界へとおちいっていきます。

しかし「わたしたちは、今、ここを生きています」。どんなネガティブ思考の人も、これを否定する人はいないはずです。また、「わたしたちは、今、ここに、何かを学ぶことができます」。これについても、同意してもらえるはずです。

生徒 A さん
世界がドンドン暗くなる! こ、こわいっ!
生徒 B さん
そうならないために、が大事!

「世界を変えられる」と思えない「ネガティブ思考」

自分の未来に対して、自分の今に対して、自分の過去の認識に対して、わたしたちは、わたしたちの心に、イメージに「変更」を加えて、何かを学んだり、訓練したり、働きかけたりすることができます。

つまり、わたしたちは、「人生」においても、「世界」においても、「変化、変更」という創造を行うことができるのです。これは、あらゆる生命のなか人間だけに許された特権と言っても良いものです。まあ、当然のことなんですけどね。

しかし、それでも、わたしたちは「人生は変えられる」「世界は変えられる」ということについて、すぐにあきらめてしまう傾向があります。これは、脳ミソ的には、「認識」「認知」「知覚」というものと深く関連があります。

「内面をどう捉えるか?」「セルフイメージ」「セルフエスティーム」ということに対して、「外界をどう捉えるか?」は、「レコグニション」「コグニッション」と言います。前述したような「認知」「認識」という言葉が、脳科学や心理学ではよくつかわれていますね。

そう、この「認識」「認知」「知覚」がマイナスに記録されてしまっていると、イザというとき、「世界が変わるのは当然だ、自分が変わるのは当然た、とは思えない自分」「ネガティブな認識」「ネガティブな認知」「ネガティブな知覚」が、ムクムクと姿を現しちゃうんです。それが、俗に言われている「ネガティブ思考」というヤツになります。

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「色メガネ」はポジティブ色? ネガティブ色?

色メガネが、ある理由

通常、人はフィルターを通じて「世界を認識しています」よね。フィルターというのは、主観です。先入観とも言いますし、色メガネという言い方もされます。つまり、心のサングラスですね。心というものは、いつも何かしらのメガネをかけて世界を見ているわけです。

「どうして、そんな色メガネをかけているのか?」という問いに対しての答えは、簡単です。「人間が、学ぶ生き物だから」です。人は体験を通じて、その体験から喜怒哀楽という感情を味わっていく生き物です。「味わった感情」から逆算して、「次は体験しないようにしよう」もしくは「また次も体験してたい」と脳に仕分けしてインプットしていく生き物です。

つまり、赤ちゃんとしてこの世に生を受けて以来、「“世界がどんなところか?”ということや、“環境というものがどんなものであるべきか?”をずっと体験的に学んでいるのが、人間だ」ということもできるわけですよね。

無垢なまま、色メガネはない方がいい?

赤ちゃんや子供の無邪気さ、無垢さとは

よく赤ちゃんや子供たちは、「無邪気」「無垢」ということが言われます。それは、本当のことでしょう。近くに赤ちゃんや子供がいるようなら、観察してみてください。

あるいは、想像力が高い人は、自分自身の胸に手をあけて、赤ちゃんの頃だった自分の記憶に戻ろうとしてみてください。赤ちゃんや子供の心象風景、心に思い浮かびましたか?(さすがに赤ちゃんのときのことは、覚えていないと思いますが)

そうです。本当に、赤ちゃんや子供は無垢で無邪気なのです。彼らには、判断基準がないし判断力がない、わけですね。例えば、子供は、すぐに興奮状態に陥ります。楽しくて嬉しくて、その感情を爆発させます。その様子は、大人たちにとっては、微笑ましかったり、パワフルだなあと感じさせたりすると思います。

役に立つ色メガネ

しかし同時に、その無邪気さ、無垢さは、放置していたら、すぐに命を落とすことにつながってしまいます。例えば、道路で子供が興奮のあまりすぐに飛び出していってしまうということがあります。そのとき子供にとっては、「スピードを出して走ってくる車」という存在がないわけです。

つまり、「道路は車が走っているところだ」という色メガネが脳みそに存在していないわけです。あるいは、ハサミを持った子供が、これまた興奮して、後ろも見ずに手加減なしにそれを振り回すということがあります。このとき、子供は、「刃物が人を傷つける」ということや「刃物を振り回したら、後ろに人がいる場合もある」という色メガネをかけていません。だから、大胆な振る舞いをしてしまうわけです。

こんな具合に、赤ちゃんや子供は、メガネをかけておらず、だから、無邪気であり、無垢であり、同時に残酷で危険な存在なのです。大人たちが、子供たちに「世界って、こういうところなんだよ」と教えていってあげる必要があるわけですね。

濁ってしまった色メガネ

こうした赤ちゃんたちの逆をしてしまうのが、色メガネの色がにごり過ぎた大人たちです。例えば、「ガンコおやじ」「イヤミなお姑」などというのは、その好例でしょう。彼らは、必要以上に、「世の中とはこういうもの」と決めてしまっています。だから、「お金は汚いことをしないと稼げない」とか「人に対しては、こういう形で親切にすべき」ということを延々と説くわけですね。

あれは何をしているかと言うと、「自分の人生を通じて自分が体験し学んだことはこうだったんだ」と他者に伝えているわけです。つまり、「オレの色メガネの色は、オレが生きてきた道のりにこんな色になったんだ、ほら、かけてみろ」と言っているんです。半分は、親切のつもりでやっています。

色メガネの色は十人十色

しかし、ひとつ気にするべきことがあります。それは、「体験」から「学ぶ」という流れのなかにあります。「体験」を「どう捉えるか?」「どう受け取るか?」は、その人の主観にかかっており、全く同じ道を通ったとしても、色メガネの色は十人十色となるわけです。

これは、ブツリ的な現実の度数が高ければ高いほど、語り合う余地は少なくなります。しかし、これがセイシン的な現実である場合は、ものすごい注意が必要となる。「社会とはこういうところ」「会社とはこういうところ」「親戚づきあいとはこういうもの」とあるガンコおやじが言ったとしても、果たして、本当にその通りなのかについては、わかりません。何故なら、社会も会社も親戚関係も、多様なものだし、流動的なものであるからです。

色メガネの色が、世界をつくりだす

しかし、人は、「ある特殊な1つか2つ体験」を通じて、「◯◯は、こういうものなんだ」と決めつけたがる生き物なのです。その「決めつけた色」の集積こそが、その人自身の「色メガネの色」となり、その「色」に応じて周辺環境をつくり出し、人間関係をつくりだし、世界をつくりだします。

そう、それこそが、色メガネであり、主観であり、世界の認識、知覚となるわけです。カンタンなことですよね? というわけで、ここまでは、良いでしょうか?

要注意! 色メガネのネガティブ思考化

問題は、ここからです。最初に書いた通りに、セイシン的な世界、ココロの世界というのは、固定化されていません(もちろんブツリ的な世界もですが)。常に、動いているものです。しかし、そのことを認識せずに、人は経験から学んだ方程式を世界にあてはめて、オリジナルの色メガネで世界を観たがるわけですよね。

すると何が起こるかと言えば、「脳の保守化 = 言葉の保守化」が、はじまるようになるわけです。つまり、「外界」を固定化した方程式が作用する世界と見なすようになってしまうのです。

そして、その「固定化された色」が、「世界を気分悪くさせる色味」だったら、大変ですよね? これが、「色メガネのネガティブ思考化」です。もちろん、これは、主観的な認識による勘違いであり、間違いです。世界はブツリ的にも流転している。ましてやセイシン的には、流転しまくっているというのが、事実なんですからね。

生徒 A さん
世界は刻一刻と、ジリジリジリと、変わっている!
生徒 B さん
怖さもあるけど、ワクワクするね〜

「生々流転」、変化と進化のワンダーランド

冷静に、科学的に、世界を見てみれば、ココは「変化」と「進化」のワンダーランドなわけです。変化しないものは、何一つとしてない。まさに、万物流転、諸行無常、生々流転、は真実です。

それなのに、人間は、自らの限られた体験と知識に基いて、「世界を固定したもの」として捉えがちなわけです。シニカルな人、ニヒルな人、偉くなっちゃった人なんかは、ここに陥りやすいので、気を付けてくださいね。ちゃんと、時代の変化についてきてくださいね。なにしろ、時々刻々と、世界は変わってゆくのですから。

ネガティブ思考に効く4つの言葉

さて、ここで、心に効果をもたらせる、強い言葉を4つ並べてみましょう。

  • 世界は変わってきた ー 過去
  • 世界は変わり続けている ー 現在
  • 世界は変わる ー 未来
  • 世界は変えられる ー 能動的、積極的な未来

そう、「世界が変えられる」のです。「世界は変えられる」ということは、「自分が変わる」「自分は変えられる」ということも、理解できることと思います。なんといっても、「自分」というのは、「世界」という「大きな全体」の「小さな部分」になるわけですから。

そして、自分自身、「自分が変わってきた」ということは、よく知っていることですよね?

  • 自分は変わってきた ー 過去
  • 自分は変わり続けている ー 現在
  • 自分は変わる ー 未来
  • 自分は変えられる ー 能動的、積極的な未来

上のことがフに落ちれば、「自分が変わる」「自分は変わる」ということを信じるのは、いとも簡単になるはずです。

外面も内面も変わる、自分も世界も変わる

つまり、「外界」においても、「内面」においても、変わる瞬間を体験し続けることが、「生きる」ということでもあります。そして、「自分が変わる」ということを通じて、「世界は変えられる」ということにも気がつくようになるわけです。

現実を創造するという立場にたつときには、この基本的な認識は、きわめてたいせつになります。なぜなら、「“世界は変わる” のだから “世界は変えられるもの”と考えている人」「“世界は変わらない”のだから “世界は変えられるものではない” と考えている人」との間には、「行動」「態度」と「エネルギー」に雲泥の差が生まれるためです。

ですから、本ブログをお読みいただあいた皆さんには、ぜひ、「世界は変わるもの」「世界は変えられるもの」というキホンとなる認識を強く持ち、生きていってほしいと願います。これが、言葉を魔法として使っていこうと考えるわたしたちのキホンのキになります。

 あらためて「生々流転」の意味を

宇宙も、世界も、生物も、人体も、人の心も、どれも固定化されたものではありません。これは、長年、悠久のときを経て、世界各地で言われ続けてきた「まごうことなき真理」です。

さて、本エントリーのタイトルにも入れた「生々流転(せいせいるてん)」の意味は、次の通りです。

生生流転 意味
すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと。▽「生生」は物が次々と生まれ育つこと。「流転」は物事が止まることなく移り変わっていく意。「生生」は「しょうじょう」とも読む。

生生流転 用例
彼を旅へいざなう要因を、従来あまりに諸行無常や生々流転といった観念で考えすぎていると思う。<山本健吉・古典と現代文学>

出典:新明解四字熟語辞典

いやあ、あらためて見ても、「なるほど!」と合点がいく、美しい説明ですね。

この言葉は、漫画家の車田正美さんがサイトタイトルにしていたり、作家の岡本かのこさん『生生流転』という小説を書いていたり、画家の横山大観さんが、同名の水墨画を描いていたり、さだまさしさんが同名曲にしていたりします。

それだけ、この言葉には、磁力が高く宿されている。そして、この言葉、「生々流転」の意味を知り、その内容を信じると、「その時点」から変化に気がつけます。

「今、自分は、ダイナミックな変化の波のなかにいるのだ」と。ことばまほう学の役割は、さて、「変化をどっちの方向に指向づけていくのか?」ということにあります。(具体的な技術については、また追って、紹介することにして)

まとめ & 学び| 生々流転の知覚 & 認識

本エントリーでお伝えしたかったのは、ごく当たり前のことだけど、日々、あまり意識できていないだろうことです。(もちろん、意識が向けられている人もいるとは思いますが)

  • 「世界は変わるもの」と、強く意識する
  •  人は、「色メガネ」をかけていることを知る

生々流転の類語、同義語をズラリ!

  • 生滅流転
  • 万物流転
  • 諸行無常
  • 有為転変
  • 有為無常
  • パンタ・レイ
  • 移れば変わる世の習い
  • 昨日の淵は今日の瀬
  • 世の中は三日見ぬ間の桜かな

ズラリ、並べただけで、これだけのいにしえの言葉が出てきます。いかに多くの哲人たちが、想いを馳せた真理かということがわかりますよね。

わたしたちが、この言葉を強く胸に刻んでおいた方がよいのは、「世界が変わる」との認識が、「自分が変わる」という認識に連なってくるからです。

ぜひ、「生々流転」という言葉で「変化」という「現実の創造」の土台をかためておきましょうね。

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